「空き家の実家は、今すぐ売るべき!」といっても、買い手目線は忘れずに!
昨日に引き続き、
「実家のマネジメント」に
関わる記事を見つけました。
「実家の空き家は
今すぐ売るべき!
今すぐ売るべき!
郊外ベッドタウンに
価格崩壊の恐れ」
価格崩壊の恐れ」
(平成30年8月12日 AERA dot.より)
内容は、
以下のようなことが書かれています。
以下のようなことが書かれています。
『これからは持ち家比率の高い
「団塊の世代」が
いま住んでいるところを離れて、
より便利な場所へ
移動することが予想される。
そうすると、
中古住宅がどんどん売りに出されるが、
少子高齢化で買い手は少なくなるので、
少しでも高く売るために、
売りたいというライバルが増える前に
売却の決断はした方が良い。』
この記事の内容も、私も大筋は同感で、
団塊の世代が、
便利なところに移動することと、
後期高齢者になっていくことから、
少子高齢化が進む中、
売却物件は増えていくものと思われます。
ただ、
「売れなくなるから
急いで売却しなさい」ですと、
空き家の実家は完全な「お荷物」扱いで、
投げ売りみたいな印象が残ります。
そして、
その実家を購入する人にとっては、
なんだかババをつかまされたような
感じにも思えてきますので、
何かスッキリしないですね。
将来的な人口減や少子高齢化で、
実家の売却も難しくなっていくことには、
私も危機感を感じています。
しかしながら、だからといって、
自分の実家を買ってくれる人には、
「早く売れれば、なんでもいい」
みたいな気持ちで、
実家を売っては欲しくないですね。
いくら安くなったといっても、
買い手にとっては、
100万円単位、1000万円単位の
大きな買い物です。
買い手としては、
「いいものを安く手に入れよう!」
という心理ですので、
売り手としては、
買い手に、自分の実家がいいもので
購入するメリットがあることを、
感じさせなければならないですよね。
とかくメディアでは、
「空き家の実家は早く売った方がいい」
と売り手の危機感をあおるニュースが
目につきますが、
売り物である以上、
買い手のニーズに触れるものが、
商品である自分の実家にあるべきで、
それを自信を持って、十分に
アピールするべきです。
とはいえ、
「口で言うのは簡単だろう」
とお叱りを受けてしまうかもしれません。
しかしながら、
買い手の目線に立つことは、
販売の基本中に基本です。
購入してくれた人が、
自分の実家を、
気持ちよく利用してくれるように、
「売れなくなるかもしれない」
という危機感がある中でも、
買い手の立場に立って
実家の売却には
取り組んで欲しいと思います。