見逃せない「グループホームへの空き家活用」
昨日の新聞に
以下の記事が掲載されていました。
『泉北NT
空き家をグループホームに
障害者向け改修』
https://mainichi.jp/articles/20180224/k00/00e/040/347000c
(平成30年2月24日 毎日新聞より)
大阪府堺市の築43年の空き家を
増築と耐震補強を施し、
地元の社会福祉法人が、
知的障がいと身体障がいのある6人の
グループホームとしての活用を
申し出たとのことです。
入居者は老朽化で取り壊し予定の
泉北NTの団地の住民や、
高齢でエレベーターのない団地での生活が
難しくなった人達で、
施設管理者は
「身寄りのない高齢者も家庭的に
過ごせる場が欲しかった」
と話しているそうです。
私個人としては、
障がい者、高齢者に
長く関わってきたこともあり、
こうしたグループホームへの空き家活用は、
大変喜ばしく想います。
高齢化がますます進む中、
高齢者向けの介護施設は
さらに需要が増えてきますし、
障がいを持った方が生活する場も
まだまだ充分でないことは、
肌感覚でも感じます。
グループホームの運営は、
専門の知識やノウハウ、安全確保などが
必要になりますので、
空いたご実家を
グループホームへ転用する場合は、
空き家を専門業者に貸して、
その業者に運営してもらう形が一般的です。
バリアフリー工事などの住宅改修も
必要になってきますので、
DIY賃貸で貸して、
高齢の方や障がいを持った方が
生活しやすいように、
リフォームできるようにして
活用すると良いでしょう。
決して簡単な
空き家活用の形ではありませんが、
これからさらに増える
社会的需要に貢献していくことも、
空き家活用の志命ではないかと
私は日々想っています。