今さら聞けない「UIJターン」と新しい移住の形「NOSXターン」
各市町村の移住促進についての情報を
ご紹介してきましたが、
自治体単位で、他エリア、特に都市部から
引っ越ししてくる人を応援していることは、
地方にある実家の活用を
大きく後押ししているとも言えます。
そんな移住情報をより理解できるように、
人の移動の仕方について、
あらためておさらいしたいと想います。
まずは従来より、
一般的に知られている3つのターンです。
(Wikipediaより)
・Uターン
地方から都市部へ移住した後、
再び地方に移住すること。
・Iターン
地方から都市へ、
または都市から地方へ移住すること。
・Jターン
地方から大規模な都市へ移住した後、
地方近くの中規模な都市へ移住すること。
国土交通省では、
こうしたUIJターンを検討している人へ、
「ふるさとサーチ」という
ポータルサイトで、各地域の移住情報を
わかりやすく公開しています。
◉ふるさとサーチ(国土交通省HPより)
http://www.mlit.go.jp/kokudoseisaku/chisei/crd_chisei_tk_000037.html
また、UIJターンの他、
時代の流れとともに、
新しいターンの形も生まれてきました。
◉新しいターンの形
(一般社団法人移住・交流推進機構HPより)
https://www.iju-join.jp/feature/guide/003/03.html
・Nターン
自分や家族のよりよいライフスタイル、
仕事、環境などを求めて、
数年おきに拠点を変えていき、
年月をかけて最良の場所を
追求し続ける移住スタイル。
・Oターン
地方と都心の両方でできる仕事を選び、
地方と都心を行き来する生活を送る
移住スタイル。
・Sターン
起業・開業を成すうえで、
必要とされる過程をより適した地域で行い、
起業・開業したい最終目的地を目指す、
ステップアップしていく移住スタイル。
・Oターン
故郷などを拠点とし、
定期的に国内外の様々な地域を旅行し、
気に入ればそのまま住み、
しばらくすると一度拠点に戻り、
しばらくするとまた別の場所に住むような
移住スタイル。
これらのターンの仕方、人の動き方は、
実家の活用を考える上でも、
重要になってきます。
例えば、
「実家を貸す」という活用を
検討しているならば、その実家エリアは、
・定住に向いているのか?
・転勤や学校などの
一時的な利用に向いているのか?
・旅行者のように単発・スポット的な
利用者に向いているのか?
など、実家エリアの環境や学校・企業により
賃貸方法も、普通借家・定期借家・民泊など
利用の仕方に合わせて、変わってきます。
地域の情報と合わせて、
実家のある街は
どんな人が多く住んでいるのか?
あらためて意識してみると、
意外な実家の活用が
見えてくるかもしれませんね。