【実家が空き家になる理由】その③−2〜スマホが空き家を加速させる?(スマホ・PCの普及)
故郷の実家を宝に変えよう!
実家の空き家対策プロデューサー
細井久男です。
今は生活に当たり前の存在となった
スマートフォン。
生活必需品といってもいいくらい、
世の中に浸透していますよね。
私が携帯を初めて持ったのが、
約20年前の27歳の時。
移動して電話できることが、
画期的で衝撃だったのを覚えています。
それから20年経った今、
世界中の人たちと顔を見て、
話せる時代になりました。
まさにドラえもんの世界が現実になった感覚です!
そんな便利になった時代の中、
スマホやパソコンの普及も、
実家が空き家になる理由に
少なからず影響しているのでは?
と私はよく感じています。
どういうことかというと
携帯・スマホ・パソコンの普及で、
遠方の人とのコミュニケーションが
一般の人でもかなり容易になり、
実家に戻って親と話したり、
様子を伺う機会が一昔前に比べて
少なくなったように
私は思うのです。
もともと実家に戻らなくても、
成り立っている生活の中で
遠方にいながら親の様子も容易に
把握することができるなら、
実家に戻ってわざわざ親と同居する必要も
ないのではないでしょうか?
もちろん実際に顔を見て話す方が
安心感ははるかに高いですが、
行政や民間からのヘルパー派遣や
見守りなども充実してきましたし、
見守りや室内での異常を
検知する機器も増えてきました。
課題はまだまだ
たくさんありますが、
これから超高齢化に向かう日本は、
官民一体でこの事態に
対応していこうとしています。
ガラケーを利用できるだけでも
全然違います。
遠方の子供たちと
話せる機能だけでも利用できれば、
それで十分ことは足ります。
都会で時間に追われる生活を
送っている子供世帯にとっては、
スマホやパソコンでの
コミュニケーションはもはや当たり前で
なくてはならない環境になっています。
(働き盛りで、責任が大きくなってきた
40代、50代の方なら、
なおさらではないでしょうか?)
その結果、
実家に戻らない
→親がいなくなる
→空き家になる。
ということもあるのではないでしょうか?
もちろん、身体的な理由で
どうしても介護が必要であれば
同居という選択肢は外せませんが、
その場合は子供が住んでいる場所へ
親を呼ぶというのが主流でしょう。
便利な世の中である反面、
現代社会の寂しい一面なのかもしれませんが
そんなところも
実家が空き家になる一つの理由に
つながっているようにも
私は感じます。