【神奈川県厚木市空き家】江戸時代の暮らし方、知っていますか?
昨日、
ご紹介しました以下の空き家ですが、
間取り図をアップしました。
以下をご覧ください。
【神奈川県厚木市空き家】
ペリー来航の翌年に建った家
江戸時代1854年、
ペリーが浦賀に来航した翌年に
この家は建ちました。
江戸、明治、大正、昭和、平成、令和と
5つの時代をまたがり、
修理、改修をしながら今に至っています。
家の維持のために、
屋根は茅葺に銅板をかぶせていますが、
江戸時代からの壁や柱と相まり、
荘厳な外観を映し出しています。
室内に入れば、
広く高い座敷や、土間、厩、つきやなど、
昔の日本の家の様子がそのまま残っていて、
当時の生活の様子を想像させてくれます。
土間から室内に入ると、
手前には厩、つきやが、
奥は台所とつながっています。
厩とは、馬を飼っておく小屋、
つきやと、穀物を精製する小屋のことです。
江戸時代の生活が、リアルに想像できます。
また玄関は畳敷です。
今の感覚だと、
土間から入るのが玄関のように思いますが、
土間は生活の場、
玄関は家の顔であり、客人をもてなす場、
そのような使い方が
されていたように思えます。
納戸も畳敷なのは、
今とは意味合いが違うようですね。
約10畳の畳の部屋は、
物置として利用される今の納戸とは、
様子が大きく違います。
コトバンクによると、
江戸時代以来の農家では、
寝室を納戸と呼んでいるところが多いそうです。
確かにこの家は、
代々農家もされていますので、
その名残のようですね。
江戸時代の暮らし方を
今に伝える歴史ある家。
日本の家と生活の歴史をひしひしと感じますね。