【デジタル終活】実家の「リアル」片付け以上に気をつけて。
この数週間「データの断捨離」として、
古いパソコンの中身を整理しています。
業務に関わるものは随分前に移動したので、
今回はプライベートで撮った写真や
コンテンツ作成に使った画像やデータを
整理・断捨離しました。
まだデジカメがなかった頃に撮った写真を、
色褪せないようにと、スマホで撮ったり、
事務所周辺の中古マンションの
紹介動画があったり、
ついつい見入ってしまい、
実家の片付けと同じように、
なかなか進まないものです。
こうしたパソコンの中のデータも、
相続の時には遺産の一部になり、
価値があれば相続財産に該当してきます。
音楽や絵などの作品データを
パソコンに保存しているのを
イメージするとわかりやすいでしょう。
終活時のデータの断捨離や整理は、
「デジタル終活」と言われますが、
実家の「モノ」の片付けと同様に、
データも片付けをするときがきます。
データの片付けは、
USBやクラウドサービスなど、
場所を取らずに片付け・整理できるので、
それほど手間はかからないように
思われますが、意外とそうではありません。
ドラッグ&リリースで、
簡単にコピペできて、
場所も取らないことから、
あれもこれも保存しておこう、
といった考えが出てきます。
結果、データの量が多くなり、
どこにどんなデータを保存しているのか
わからなくなったり、
また、パスワードを忘れてしまい、
せっかく整理して保存したデータが
取り出せなくなってしまったり、
実物のリアルの片付け以上に、
大変なことが起きる可能性があります。
価値のありそうなものであれば、
親や親族以外の関係者も
複数いることもあるでしょう。
高齢だからデータはそんなにないよ、
ということは決してありません。
スマホ一つでなんでもできる時代です。
知らない間に、知らない人が、
デジタル財産にいつの間にか
関わっている可能性だってあります。
ここまでくると、
犯罪のレベルになりますが、
いずれにしても、
データの片付け、デジタル就活は、
片付け・整理する方法の他に、
保管場所と保管方法も重要になってきます。
実家のリアルの片付けは、
よく話題になることですが、
実家の「データ」の片付けも
気にしてくださいね。