【空き家の活用方法】依存症の方の自立のために。
今日、テレビをいていたら、
薬物依存症の更生施設の特集がありました。
内容は、その依存症の方が、
社会復帰のために、施設から独立して、
就職、一人暮らしを始めるというものでした。
施設も本人も準備は整い、
次の一歩を踏み出すといた時に、
就職先がコロナで業績不振になり、
予定していた一人暮らしが
できなくなってしまった、
そのために、施設で持っていた家を、
ひとり暮らしの練習のために提供し、
これからの自立に備えるとのことでした。
このメルマガでも「自立」というワードは、
障がい者グループホームへの空き家活用で、
出てきますが、
それに限らず、
「自立」と「空き家」は、様々なところで、
深く密接に繋がっていることを、
あらためて感じました。
実際に私もアルコール依存症の方の
住まい探しを依頼されたことがありますが、
どんな形であれ、依存から抜け出し、
自立をするための環境は必要です。
社会復帰や
これからの新しい生活を始める場として、
空き家の活用は必要不可欠なものとも
いえるのではないでしょうか?
言い換えれば、空き家には、
自立を目指す人、
社会復帰を必要とする人、
などへ住まいを提供する、
大きな社会的な役割がありますとも言えます。
空き家は、負動産とか、負の遺産とか
マイナスイメージ先行しがちですが、
世の中に求められていることで、
空き家が役に立つことはたくさんあります。
空き家の活用方法は人それぞれですが、
空き家には、
「人の人生を変える」「人に安心を与える」
という大きな役割があることも心にとめて、
空き家活用を
考えていただけたらと想います。