【売れない実家】その家に住むのに、コストはどのくらいかかりますか?
今年も1ヶ月を切り、
年内業務もラストスパートに入りました。
現在売却中の家もあり、
なんとか年内に売却できるよう、
尽力しているところです。
この売却中の家は、東京都内ですが、
エリアや築年数、土地の条件など、
特に大きな問題はないものの、
周辺に多数の売却物件があるため、
競合物件とどう差別化するかが、
売却のポイントになると考えています。
このほかにも売却のお話をいただいている
家(マンション)や土地があるのですが、
これらは、都市部から遠方の場所あり、
前述の都内の家とは状況が違います。
都市部ほど需要はないエリアなので、
ご依頼をいただいた段階で、
売却にはそれなりの時間がかかるものと
考えてはいましたが、
これらの家や土地には、
共通している、大きなデメリットがあります。
それは、年間の維持費に、固定資産税以外で、
「管理費」がかかることです。
マンションは一般的に、
管理費や修繕積立金が毎月かかるものなので、
イメージが湧くと思いますが、
土地についても、
行政の整備が行き届いていないところや、
その土地・地域独自の設備・施設がある場合は、
管理費等の費用が発生することがあります。
固定資産税だけならまだしも、
住んだり、利用する予定もないのに、
それ以外に費用がかかるのは、
所有者にとってはかなりの痛手です。
当然、売却する時も、
広告への掲載やお客様への説明時に、
かかる管理費等の説明はするわけですが、
それが売れない大きな原因である場合も、
少なくありません。
今お話をいただいている家や土地は、
いずれも売却金額は100万円くらいの物件です。
100万円の売買代金以外で、固定資産税の他に、
年間数万円〜数十万円の管理費がかかるのは、
購入する側からしたら、理由はどうであれ、
負担は大きいですよね。
こうした売買代金以外にかかる費用は
他にもあります。
「ランニングコスト」とまとめてお伝えすると、
このランニングコストも、
管理費や修繕積立金といった
維持管理に直接関わるもののほか、
車のガスリン代や保険、電気・ガスといった、
ライフスタイル・ライフラインに関わる
コストもあります。
物件自体は安くても、
ランニングコストが高くて売れない。。
これは、マンションだけでなく、
戸建てや土地でもあり得ることです。
現在、これらの物件をどう販売するか?
思考錯誤しているところですが、
ランニングコストがかかっても、
購入するメリットがあるということを、
どうアピールするか?
そこがポイントだと私は考えます。
売却に適した時期・季節もあるので、
腰を据えつつ、
しかるべき時に攻勢に出れるように、
尽力していきます!