空き家が少なすぎる問題が起こるかもしれません。
一昨日のネット記事で、
以下の記事が目にとまりました。
◉「空き家率」は
上昇どころか急低下、
上昇どころか急低下、
家賃が暴騰しかねない現実
※令和元年9月26日
ダイアモンドオンラインより
記事には、
以下のような内容が記載されていました。
・東京都の空き家率は
5年前から0.5%下がったが、
その理由には、
・住宅のストックが減ること、
・人口が減っても世帯数は増えていること
が挙げられる。
・空き家ばかりと言われながら、
家賃が上がり続けているのは、
空き家全体のうち、
貸したり売ったりしている空き家は少なく、
市場に影響は及ぼさないため。
(デッドストックが増えている。)
・相続した実家を何もせず、
ものを置いているだけで、
誰にも迷惑をかけていないなら、
空き家問題にはならない。
(実家のトランクルーム化)
そして、最後に、
「都市圏は
今後空き家率は下がると予測され、
「空き家が少なすぎる問題」
が起こるだろう」
と書かれていました。
主に都市部を俯瞰した見解かと思いますが、
この記事の内容は、
私も感覚的に理解できますね。
地方の家が空き家になるのは、
都市部に人口が流入するのも
大きな理由です。
日本全体が人口が減っても、
人が集まる場所は世帯数は増えますから、
自ずと家や部屋は埋まっていきますよね。
実際、都内の賃貸事情は
決して悪くはないですし、売買も活発です。
「空き家問題」と一口にまとめてしまうと、
確かに都市部と地方部での事情が違うので、
見解は変わってくるのは当然かと思います。
この記事にありますように、
将来、都市部では、
必要な場所で、必要な数の空き家が
足りなくなることも起こり得る話です。
空き家率の計算や予測方法など、
統計上の問題も大切なことではありますが、
実家を引き継ぐ立場になったら、
実家がある地域の空き家事情を把握し、
「将来困ることは何か?」を考えて、
その対策をしていきたいものですね。