「空き家管理士」という資格がある意味
今年の4月は、新元号が発表され、
例年の年度初月に比べ、
明るさと期待感が漂っていますね。
そんな中で新しいことに
チャレンジしようと
思っている人も多いでしょう。
資格を取得しよう!と思った人も
いるかと思いますが、
空き家に関わる資格ですと
「空き家管理士」
という資格があります。
全国的な空き家の増加が
社会問題になっている中、
「空き家管理の専門家」として、
空き家に関わる法規や諸制度を元に、
空き家の様々な問題に携わる資格として、
注目されています。
「空き家のことは
誰に相談したら良いのか?」
と、入り口の時点で悩む方も多いですが、
「空き家管理士」資格者なら、
空き家のスペシャリストですから、
不動産業者や司法書士など、
各種専門家に相談する前に、
まず、
最初に相談される窓口の一つとして
もオススメできます。
こちらの協会が、
受験を相談を受け付けているので、
ご興味ある方はご覧になってみてくださいね。
◉一般社団法人空き家管理士協会
そもそも、不動産取引とは、
空き家の取引の歴史ですから、
空き家についてのノウハウやスキルは、
ずっと昔からあったものです。
正直なところ、私は、
「空き家管理士って、宅建の資格があれば
必要ないんじゃないの?」
と、つい最近まで思っていました。
しかしながら、
時代が変わり、
空き家が増える原因が変わり、
空き家の利用の仕方や
利用する人が多様化し、
私が不動産業界に入った27年前とは、
空き家に関わる環境は大きく変わりました。
空き家の問題が多くなる反面、
ネット環境が充実し、
世界中の人たちが身近になり、
民泊や住宅セーフティネット、
シェアビジネスが発展し、
こうした空き家に追い風となる
環境も充実してきました。
空き家管理士は、まさに
「空き家」という新しい分野が
一つ作られたと言えるでしょう。
私は空き家管理士の資格は
持っていませんが、
この4月で
不動産業界28年目に入った今、
これまでの
不動産取引の経験と知識をもとに、
今の時代にあった
空き家活用のスキルやノウハウを
日々研究・研鑽しながら、
空き家に悩む2代目世代のために
役に立てられるよう、
これからも
尽力していきたいと思います。