実家の周りの「人」が、実家の価値を決めてしまうことがあります。
本日は、実家のデータ12
「周辺環境」
について、お伝えします。
不動産の価値に決める要因には、
「周辺環境」が大きく関わってきます。
これは、どんな人でも
感覚的にわかると思います。
例えば、
同じ間取りや大きさの
家であったとしても、
東京の都心部にある家と、
遠方の山奥にある家とは、
雲泥の差があるのは明確です。
そして同じ地域内であっても、
隣や周辺の様子で、
家の価値が変わることも多くあります。
例えば、先の例と同じように、
同条件の家であっても、
隣がゴミ置場やお墓だったり、
また近くにうっそうと
草木が繁った空き家があって、
虫や猫などに住処になっていたり、
目の前にマンションが建っていたり、
同じ地域でも周辺環境が違うことで、
価値が違ってくることも
よくあることです。
そしてその周辺に、
反社会的勢力や事件・事故に
関わっている人などが、
関わっている人などが、
住んでいることによっても、
不動産の価値は変わる可能性があります。
反社会的勢力の人が
住んでいるかどうかは、
日常生活だけではわかりません。
仮に反社会的勢力に関わる人であっても、
普通に生活して接している分には
特に問題になることもありませんから、
とがめられることもありません。
また警察に
「この辺に反社会的勢力の人がいますか?」
と聞いても、
教えてくれることは、まずありません。
反社会的勢力に関わる人でも、
何もしなければ普通の人であり、
個人情報は守られべきものだからです。
逆に、近所の人に
「この辺に反社会的勢力の人が
住んでいますか?」
などと聞いてまわると、
近所の人から怪しい目で見られて、
反対に
「あの人のせいで、不動産の価値が下がる」
なんてことも言われかねません。
facebookなどのSNSで、
ある程度近所に住んでいる人がどんな人か、
わかる可能性もあります。
しかしながら、
人はいつ何をしているかはわかりませんし、
逐一見張っていることもできません。
今は良くても、将来に大きく
影響してくることだってあり得ます。
少なくとも、
実家をどう活用するかを考える段階では、
いま分かる範囲の周辺環境や人間関係を
理解するまでに止まります。
実家が空き家になったまま、
何年も放置しておくと、
実家の様子だけでなく、
周辺環境や周辺住民の様子も
変わってきます。
こうした将来的な
周辺環境や周辺の人の変化も見据えて、
実家をどう活用するかの判断は、
早めにされるといいですね。