【伝統建築工匠の技 無形文化遺産登録決定】身近な畳も、世界に誇る日本の遺産です!
昨日、
日本の伝統的な建築技術が
無形文化遺産に登録が決まったとの
報道がありました。
「伝統建築工匠の技:
木造建造物を受け継ぐための伝統技術」
のユネスコ無形文化遺産代表一覧表登録
に関する評価機関による勧告について
※文化庁HPより
この伝統建築工匠の技に含まれる選定された
保存技術には、
かや葺、ひわだ葺、こけら葺といった、
代表的な伝統的な建築技術から、
畳制作、左官など、
身近によく聞く技術まで17技術あります。
長く不動産・住宅に関わってきた私は、
率直に嬉しいですね。
日本の家、日本の建築技術が
世界に認められた想いで、
日本人として誇りに思います。
この選定された技術の中でも
私が特に注目したいのが「畳制作」です。
畳は日本の多くの家にある
日本の住宅のアイテムですが、
伝統技術で制作されるような
本畳は少なくなり、
工業化された畳が主流になっています。
伝統ある畳制作の技術を受け継ぐ人は
少なくなりましたが、
畳は確かに日本の家には必要です。
時代に合わせて、技術が進歩し、
昔ながらの本畳は少なくなったものの、
確実に日本の家の文化として、
引き継がれています。
逆にいうと、
築年数が40年、50年と古い家ほど、
今ほど工業化された家ではないので、
職人さんの技術が生きているということです。
日本の家は、
古くなったら壊すしかない。。
という考え方をする人は多いですが、
古い家ほど、
日本の伝統技術が生かされている、
といった捉え方もできます。
こうした捉え方をすれば、
外国人だけでなく、
今の若い世代の日本人にも、
日本の家の良さを
知ってもらうことが
できるのではないでしょうか?
今回の無形文化遺産登録をきっかけに、
日本の家、建築技術の良さを見直し、
古い実家の空き家活用、空き家対策に
活かしていきたいですね。