2018年を振り返り〜実家の空き家対策での「私の立ち位置」〜
あと3時間で2018年も終わりですね。
あなたにとっての
この1年はいかがでしたか?
1年間メルマガを
「実家の空き家問題」
というテーマを書いてきましたが、
1年間書き続けて思ったことを
お伝えしてみます。
日本の空き家が
大きな社会問題になっていることが
この数年取り上げられ、
私が関わる不動産売買にも、
その影響は大きく感じていました。
利用されていない、
放置されている空き家は、
相続した実家が多いことから、
「実家の空き家対策」として、
このメルマガで情報発信をしてきましたが、
日々書きながら、
このテーマはものすごく奥が深い問題だと
あらためて気づいてきました。
空き家の活用方法を紹介したり、
空き家の活用を手掛ける専門家や業者は
数多くいますが、
そもそも、
空き家になること自体が問題なので、
その意識を
空き家所有者に認識させる、
または、意識を変えさせることが、
空き家対策の原点ではないかと
感じています。
空き家にならないようにするための
情報発信をしている専門家も
たくさんいらっしゃって、
私も日々拝読し、学んでいます。
しかしながら、
その発信している情報源は
実務や現場でどれだけ培ったものなのか?
度々疑問に思うことがあります。
もちろん、
何かしらの経験を持っているからこそ、
記事にできることですので、
リスペクトしながら拝読はしています。
実家の問題はセンシティブな問題です。
ただ空き家だからこうすればいいという
問題でもありません。
何十年という年月を
過ごしてきたその暮らしに、
最大限の配慮とリスペクトの上で
「実家の空き家問題」は
成り立つものではないかと
私は思っています。
実家の空き家問題に関わるということは、
実家というその家族の歴史を
背負うことですので、
決して軽い気持ちや
無責任な情報発信であっては
ならないものではないでしょうか?
私の性格的なものなのでしょうが、
どうもその感覚が多くの情報で
矛盾しているように感じています。
私は不動産業界で、四半世紀を超えて、
住宅の売買に携わってきました。
そしてその期間とともに、
私も年を重ね、
今まさに日々お伝えしている
実家の問題に直面している
立場になりました。
この実家の問題というのは、
私自身にもリアルタイムで
大きく降りかかってきていることなので、
私にとっては他人事ではありませんし、
「世の中で困っているから」といった
慈善事業でもないのです。
今までの不動産経験と人生経験をフル活用し、
自分自身の実家の問題に取り組み、
その自分の経験やリアルタイムの過程を
情報共有しながら、
共に実家の対策をしていきましょう、
というスタンスの方が近いでしょう。
私は決してコンサルタントではありません。
どちらかというと、
不動産業界にどっぷり浸かった
現場の人間です。
コンサルタントと現場は分けるべき、
とはよく言われますが、
これは性格的なもので
どうも私にはできそうにありません。
(このあたりは、頑固な職人の父の血を
引いているように、つくづく感じます。)
現場の経験を人に伝え、
役に立ててもらい、
後世に残す。
それが私の立ち位置であり、
志明ではないかと思っています。
来年は、
平成終了、消費税増税、
東京オリンピック前年と、
歴史に残る日本のイベントごとが
目白押しです。
実家の空き家対策も
新しい展開になってくると思いますので、
引き続き時代の流れをくみ取り、
取り組んでまいります。
それでは、良いお年をお迎えください。。。