「片付け」と「残置物撤去」は違います。

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あなたは、
「残置物」という言葉をご存知ですか?
 
 
読んで字のごとく、
「残されて置いておかれた物」
いう意味の言葉です。
 
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不動産業界では、
よく使われる言葉であり、
 
「残置物の撤去」が契約条件に
なっていることも多くあります。
(中古住宅の売買契約は、
 ほとんどがそうですね。)
 
 
 
そもそも、この「残置物」とは何か?
 
 
 
これは家に置かれているもの
全てが対象になります。
 
 
 
家具や家電、仏壇、布団、衣類、文房具、
書籍、骨董品、車、自転車、物置など、
 
 
家の内外にあるもの全てです。
 
 
 
ゴミも残置物ですので、
「ゴミ屋敷」と言われるような
膨大なゴミも当然、対象になります。
 
 
 
 
実家を売却する際は、
買い手が了承したり、希望する場合を除いて、
残置物を撤去するのが一般的です。
 
 
「要するに片付ければいいんでしょ」
 
 
と言われるかもしれませんが、
簡単にいうと、その通りです。
 
 
 
しかし、片付けとの大きな違いは
「契約条件」であり、
買い手が納得する必要があることです。
 
 
 
実家の片付けに悩んでいるお話は
メディアでよく流れていますが、
実際に片付けというのは大変な作業です。
 
 
 
費用もかかるし、
片付けに来れる時間も限られていますから、
片付けに半年、1年かかって苦労した、
といったお話も多々あります。
 
 
 
しかし、
この片付けが契約条件になったら、
そんな自分都合の理由は関係なくなり、
 
 
買い手が納得する形で片付けて、
実家を引き渡さなければなりません。
 
 
 
「残置物撤去」と「片付け」の違いは
以下のようなことが挙げられます。
 
・期日がある。
 
・短期に片付ける。
 (一気に片付けるので、費用が高くなる。)
 
・買い手の要望で片付ける。
 (売り手の満足感で片付けない。)
 
・更地渡しでもある。
 (建物の解体でも、
  残置物撤去は通常は別料金)
 
 
 
残置物の量にもよりますが、
通常売買契約から実家を明け渡すまで、
2〜3ヶ月程度の期間があります。
 
 
 
この期間内に、
実家の内外にあるものを
全て撤去するわけですので、
 
 
効率よく、スケジュールを組んでやらないと
明け渡し期日までに間に合いません。
 
 
 
年度末などの、
引っ越しシーズンに当たってしまうと、
 
引っ越し業者や清掃業者の手配が
期日までに間に合わない可能性も
十分ありますので、
 
売買契約をする前に、
売却することが決まった段階で、
業者の自分たちのスケジュールは抑えて、
おいた方がいいですね。
 
 
 
あらためてお伝えしますが、
 
 
想いを寄せながら行う「片付け」と、
 
契約条件の一つとして
行わなければならない「残置物撤去」は

「全く別物」です。

 
 
 
契約条件が整わなければ、
売買契約の解除もあることなので、
 
「片付け」だからと安易に考えず、
責任感を持って
「残置物撤去」は行いましょう。