「4年間」実家が売れなかった理由
前回に引き続き、
空き家の賃貸事例を紐解いていきます。
「埼玉県所沢市 築42年築空き家
賃貸事例の紹介」
→ http://jikka-akiya.com/?p=1720
近所からの苦情
売れなかった理由→今日はここ
DIY賃貸による賃貸活用
入居者の声
今後売却するにあたり
オーナー様とお付き合いは、
空き家のご実家を売却したいとの
ご依頼からスタートしました。
このご実家は、
全部で70坪(約230㎡)ある
広い敷地なのですが、いわゆる旗竿地で、
道路から通路の様な敷地を通って、
中の広い土地に辿り着く土地の形状でした。
この物件は、売却するのに
次の様なデメリットを抱えていました。
・立地・利便性が良い土地ではあるが、
土地が広いため、土地単価が相場でも
売買金額が大きくなる。
(購入者層が少ない)
・アパートが建てられない。
収益目的に利用が難しい。
(アパートが建てられる基準を
満たした土地ではない)
・敷地の通路部分で、
隣の人と通行権をめぐる問題があった。
さらに建物の解体費や
上下水道などの設備工事費用など、
土地価格のほかにかかる費用もあり、
売却活動は難航しました。
また売却活動が進まなかったのは、
物件の状況だけが理由ではありません。
本物件に関わる人たちの諸々の事情もあり、
売却活動したくても
できなかった時期もありました。
そういった状況の中で、
あらためて売却活動を
再開できる様になったのが、
最初にお会いしてから
4年が過ぎた頃でした。
売却を再開してからしばらくして、
別件で賃貸物件を探したいとの
依頼が入ってきました。
エリアは所沢や東村山周辺で、
戸建で自由に利用できる物件
というリクエストでした。
この依頼が、のちに
昭和42年の古い実家を
賃貸活用するきっかけになったのです。
明日に続きます。